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所有から利用という意味を今一度考える|市場が求めるものとは何か

 2020/03/05 ビジネス 不動産 不動産投資・賃貸経営 日々の出来事 この記事は約 3 分で読めます。

『マーケットから考える不動産業の在り方』。

 

こんなことをテーマに先日名古屋で行ったIREM JAPAN 東海支部のセミナーでは講演をさせて頂きました。

 

ここでもお話をさせて頂きましたが、所有から利用へという言葉を近年良く聞くようになりました。

 

空いたスペースや時間があるから、これから事業を考えたいというご相談を頂くことがあるので、今一度『所有から利用』へということを考えてみたいと思います。

 

使わない時間がある空いたスペースなどを時間貸ししたり、月極などの利用を細かい時間にして貸したり、所有していなければ使えなかったものを貸し出したりと、提供する側は、今までお金にならなかったものがお金になったり、今まで以上の利益率になったりします。

 

この所有から利用を考える際に、空いたスペースや時間を使うという視点ももちろん大事ですが、その前にユーザーがそれを求めているのかという視点が抜け落ちてしまうと、絵に描いた餅になってしまいます。

 

良く成功事例で、嵐やAKB、EXILEなどのライブの際に、会場の近隣の家が駐車場を貸し出すと、ライブが無い日には通常考えられないほどの高単価で貸しだすことが出来るといった事例があります。

 

これは、前提として、嵐やAKB、EXILEなどのライブに行く人が車で行きたいというニーズが周辺のコインパーキングの供給が追い付いていないという需給ギャップが起こっているからです。

 

このような事例を持つ会社は、この事業を考える際に、このような需給ギャップを埋めることがこのサービスには出来るということに気づき、事業を構築しているからそれに合ったスペースを探しにいきます。

 

しかし、これから事業を考える方がスペースありき、不動産ありきで、サービスを考えているケースが少なくありません。

 

これはアパート、マンションの建築などでも良くありますが、土地があるから上に何の建物を建てるか考えるという方法よりも、この事業を提供するために必要な立地がどこで、どの土地を選ぶかという方法の方が事業は上手くいきます。

 

『所有から利用』の『利用』は、ユーザーの視点なので、ユーザーが何を求めているかということが重要です。

 

不動産ではなくても、工具、キャンプ用品、着物、礼服、特殊な重機など、常時利用しないけど、一定のニーズがあるということを前提にどうやってそのものを調達するか考えた方が上手くいっています。

 

事業を展開している側に、モノやサービスを提供する側であれば、モノやサービスを事業者に見てもらうという発想で良いと思いますが、これから事業を展開したいという方であれば、マーケットにニーズがあるのかという観点を先に持った方がビジネスが上手くいくことが多いので、自分がどのポジションから考えるのかということは押さえておきたいですね。

 

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